コエール 2021 開催概要

日時:2021年7月3日(土)13:30開演予定
場所:オンライン配信(アーカイブ配信あり)
チケット:2,000 円 ※関係者割引あり

コエール 2021 スピーチイベントは終了いたしました。
たくさんのご参加ありがとうございました。

イルミネーター紹介

子ども時代の経験をスピーチ。当事者の声で問題に光をあてる。

むんちゃん

4歳:両親が離婚し、母子家庭となる。母からの暴力がはじまる。
7歳:母が再婚。暴力に加えて、精神的虐待も加わる。中学生ごろから過干渉が始まる。
18歳:高校時代は落ち着いていた暴力・過干渉が再発。金銭搾取も加わり、20歳で家を出る。
21歳:第一子を妊娠。妊娠中も金銭の搾取と過干渉、暴言が続く。
23歳:孫にまで手を上げ始めたのをきっかけに、母と連絡を取るのをやめる。

ひどい仕打ちを受けていても、子どもにとって、それは日常のひとコマ。
本人には気づけない傷や痛みを、周りの大人に見つけて欲しい。

まいと

0歳:私生児として生まれ、祖母宅で育つ。
14歳:母と2人暮らしを開始。
16歳:児童相談所が介入したが児童養護施設に入れず、精神病院を転々とする。
20歳:高校を卒業し、病院に就職。
22歳:看護大学に進学。授業がきっかけで、過去の虐待体験が甦り、精神面の調子を崩す。
23歳:役所に生活保護の相談。「大学は贅沢品」と言われ、絶望し自殺を図る。

友達の家に遊びに行ったら、出てきたおやつに衝撃を受けた。
自分の家が普通と違うことを知られたくなくて、いつも必死で笑っていた。

みーたん

幼少期:離婚後も同居していた両親のもとで育つ。
13歳の冬:1ヵ月ほど、母と弟とホテルを転々として過ごし、生活保護を受ける。
14歳:児童相談所に保護され、児童自立支援施設に入所。
15歳:児童相談所や里親、母親の元などを転々とする。
17歳:自立援助ホームで暮らしはじめる。

血が繋がっている人たちに苦しめられた。
血が繋がっていなくても、「生き甲斐」を感じさせてくれる人たち、私にとってはそれが「家族」。

とも

2~3歳頃:両親が離婚し、母子家庭に。8歳で母の再婚により、引越しと転校を経験。
10歳:DVにより義父と別居し、母と住む。
数カ月後に母だけ義父の元に戻る。祖父母らが住む家に転居し居候となる。
18歳:大学へ進学。
21歳:指定難病を発病。

自分の意思と関係なく、家族のカタチは6回変わった。
24歳で結婚。はじめて自分で選んだ、この家族のカタチが好き。もう変わらない。

呑ん

3歳:両親が離婚し、母の実家で育つ。
10歳頃:母の精神状態が悪化。暴力を受けるようになる。
中学時代:毎日泣き腫らした顔のまま登校したことによりいじめを経験。
高校時代:家事を放棄した母親の代わりをするようになる。交番に駆け込むも、追いかけてきた母親に引き渡される。
20歳:家を出る。

「過去の出来事はなかったことにしよう」と、生きてきた。
そんな私を、「過去の私」は許してくれない。だから、話すことにした。

りゅうさん

幼少期:両親は共に覚醒剤で服役。親戚の家や児童養護施設の入退所を繰り返す。
14歳:児童相談所から抜け出し、1年ほど放浪生活。
18歳:高校を卒業し、就職。
23歳:結婚。
25歳:子どもが生まれる。

施設にいた頃、一番欲しかったのは「情報」だった。
「かわいそうな子」でも「不幸な子」でもない。「まだ何も知らない子」のことを知ってほしい。

しょん

小学生:借金を繰り返す父から、馬乗りになって殴られたり、就寝中に頭を蹴られたりした経験をもつ。
12歳:両親が離婚し、母子家庭となる。
父は離婚後1週間で未成年女性と授かり婚。母とは助け合って暮らすつもりだったが、関係が悪化した。

大好きな母に家を追い出され、叩かれた。
「死にたい」と書かれた母の日記を見て、「捨てられた」と悟った。

ペイラー

8歳:兄からの暴力、母親のネグレクトにより施設に措置される。
19歳:児童養護施設を退所し、一人暮らしを始める。
20歳:営業職として就職。
22歳:職場のストレスなどが原因でうつ病になる。

家族に「お前は拾った子だ」と言われた記憶とともに生きてきた。
「家族」は得体の知れないものだから、結婚や子育ては恐怖でしかない。

キティ子

2歳:両親が離婚し、韓国籍の母のもと母子家庭で育つ。
9歳:母の恋人からのDVにより生活保護法における宿泊提供施設で2年間偽名を使い生活する。
14歳:母・兄からの虐待により児童養護施設に措置される。
18歳:施設退所後、職業訓練校に通い就職。
29歳:結婚。東京の就労移行支援事業所にて勤務。

私にとって家族とは、虐待が連鎖するところ。母も虐待の当事者だった。

アクティビスト紹介

解決の糸口を探るプレゼンテーション。実行者がソーシャルアクションを提案する。

NPO法人日本こども支援協会代表理事

岩朝 しのぶさん

日本フォスターケア研究会副会長、オンライン里親会設立者。

代表的な活動として『“10月4日里親の日”全国一斉里親制度啓発ONE LOVEキャンペーン』を2016年から行っている。現在、養育里親として女児と暮らす。

https://npojcsa.com/

NPO法人ピッコラーレ代表理事

中島 かおりさん

第2子の出産をきっかけに助産師を目指し、その後病院や助産院で助産師として働く。妊娠から出産、子育てを継続的に伴走する助産師でありたいと地域で活動する傍ら、団体の運営に代表として携わる。著書は『漂流女子』朝日新聞出版(2017年)。

https://piccolare.org/

NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事

高祖 常子さん

子育てアドバイザー/キャリアコンサルタント。全国13万部発行の「育児情報誌miku」元編集長。現在は、子ども虐待防止についての講演活動等を行う。著書は『こんなときどうしたらいいの?感情的にならない子育て』(かんき出版)他。

https://www.tokiko-koso.com/

ソーシャルアクションアカデミー(SAA)の紹介

「ソーシャルアクションアカデミー(SAA)」は、認定NPO法人サービスグラントと協働で行っている、 「ビジネス×社会貢献」の超実践型研修プログラムです。

各アクティビストが取り組んでいるテーマにあわせて3つのチーム分かれ、SAAでの学びを活かし、ソーシャルアクションを提案、実行します。

>> 『コエール2021 ソーシャルアクションアカデミー』の詳細はこちら

全員参加型!
問題解決のための大作戦会議

進行役

黒岩 禅さん

株式会社上司の魔法 代表取締役

豪田 トモさん

映画監督

湯浅 誠さん

社会活動家/東京大学特任教授/全国こども食堂支援センター むすびえ理事長

司会

町 亞聖さん

1995年に日本テレビにアナウンサーとして入社。
その後、活躍の場を報道局に移し、報道キャスター、厚生労働省担当記者としてがん医療、医療事故、難病などの医療問題や介護問題などを取材。
“生涯現役アナウンサー”でいるために2011年にフリーに転身
医療と介護を生涯のテーマに取材、啓発活動を続ける。

公式ブログ http://ameblo.jp/machi-asei/

<出演番組>
文化放送 毎週土曜あさ5時35分~5時50分
「みんなにエール!~障害者スポーツ応援番組~」
ニッポン放送 毎週日曜あさ6時25分~6時55分
ウィークエンドケアタイム「ひだまりハウス~うつ病・認知症を語ろう~」
ラジオ日本  あさ6時30分〜8時50分
「スマートNEWS」木曜・金曜パーソナリティ

くばっち

1993年 東京生まれ。
コエールの前進である児童養護施設出身者を対象にした、
奨学金スピーチコンテスト「カナエール2011」に登壇。
現在、出版社勤務。社会人5年目。

親ありき日本をこえることを目指して、
ソーシャルアクションを起こします。
誰もが生まれ育った環境に縛られることなく未来を切り開けるように、
親を頼れない子どもたちの存在を発信するべく生まれた“Coyell”。

実際の声を聞いて、親ありき日本をこえる仲間になってください。

コエール 2021 スピーチイベントは終了いたしました。
たくさんのご参加ありがとうございました。

「大人が解かない子どもからの宿題」

2021年6月3日から約1か月の間に、#大人が解かない子どもからの宿題 のハッシュタグと共に「大人を頼れない子ども」が抱える問題について、子ども目線で6つの質問をTwitter・Facebookで投稿するキャンペーン実施。

3問は回答例として、過去にソーシャルアクションを起こした例をウェブサイトに掲載します。

3問の解答は、コエールの会場に集まった参加者と一緒に、ソーシャルアクションを加速させるアイデアを一緒に考えませんか?

ふだん気付きづらい「大人を頼れない子どもたち」が抱える問題について、あなたが考える機会になればと願っています。

コエール 2021 スピーチイベントは終了いたしました。
たくさんのご参加ありがとうございました。

第1問 ごはん編

第2問 虐待編

第3問 ケータイ編

第4問 妊娠編

第5問 いじめ編

第6問 社会的養護編

協賛企業

Gold Sponsor

クリエイトエフホールディングス株式会社

日本オラクル株式会社

Bronze Sponsor

アライアンス・バーンスタイン株式会社

ザ・リッツ・カールトン東京

メンターキャピタル税理士法人

リプレット基金事業財団

協力企業・団体

認定NPO法人サービスグラント

株式会社フジテレビジョン

■過去の開催

コエール 2019 | コエール 2020 | コエール 2021 | コエール 2022

■運営団体

認定NPO法人ブリッジフォースマイル 代表者:林恵子
2004年より、児童養護施設や里親家庭等の中高生、退所者を支援している。

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