「コエール2023」でスピーチする若者「イルミネーター(イルミ)」と、一人ひとり個別にスピーチづくりをサポートする社会人「エンパワ」の顔ぶれが決まりました。2月下旬には、それぞれ初顔合わせの機会を持ち、7月8日(土)の本番に向けて、今年もいよいよスタートします。
「コエール」は、児童虐待や離別などさまざまな事情で親を頼れず成長した若者が、同じような境遇で、今この時も苦しんでいる子どもたちを救おうと、自らの生いたちや体験をもとに、社会に変わってほしいとの願いを込め、さまざまな提言を行う啓発イベントです。
認定NPO法人ブリッジフォースマイル(B4S)が、さまざまな企業やボランティアの協力を得て、2018年から毎年開催し、今年で5回目を迎えます。
イルミとエンパワの候補者面談は、昨年2022年12月から今年2023年1月にかけ、それぞれオンラインで行いました。
イルミには、8人が応募。B4S代表の「えりほ」と、臨床心理士の資格を持つ事務局スタッフの「やすみん」が、候補者一人ひとりに、生いたちや、自身の体験を通じて感じた社会的な課題、訴えたいことなどを聞き、意見を交わしました。
当日に向けた合宿やワークショップなどのプログラムに参加可能な6人の登壇が決定。東京や名古屋、兵庫、九州などから10〜20代の男女各3人が顔をそろえました。
エンパワは、イルミ1人に対し、2人が担当し、スピーチの切り口や社会課題の掘り下げ方をアドバイスしながら当日まで伴走します。
定員12人に対し、2倍に近い22人が応募。コエール担当の事務局スタッフが何度も応募のための説明会を開き、エンパワになろうと思ったきっかけや意気込みをうかがいました。
そして、アメリカで移民の子どもたちへのエンパワーメント経験者や企業の人事部で活躍されている方、普段ブリッジフォースマイルのサポーターとして活躍されている方々など関東を中心に京都からも集まり女性9人、男性3人の計12人に決まりました。
2月23日にエンパワのみなさんへの説明会、2月25日にイルミのみなさんへのオリエンテーションを行い、そこで初めて顔を合わせ、交流をします。
3月中旬には、ワークショップの第1弾として2日間の「合宿」を実施。6チームに分かれ、どんなスピーチづくりを目指すか、どんな社会課題について掘り下げていくか、さまざまな分野の専門家を招いてアドバイスを受けながら、骨組みを構築していきます。
4月以降も毎月1回程度のペースでワークショップを開き、フジテレビのアナウンサーのスピーチ指導なども受けながら、本番を目指します。
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このコラムは、本番当日に向けて、さまざまな動きや取り組みを、随時ご紹介していきます。次回は、3月上旬ごろ、イルミ、エンパワ、それぞれの初顔合わせの様子をお伝えします。